大須文庫
大須文庫の由来
大須文庫は「大洲文庫」とも書き、昔から醍醐寺(京都府)、根来寺(和歌山県)の経蔵と共に三経蔵と称し、或は仁和寺、根来寺のそれと合わせて本朝三文庫とも言われ、大須文庫はその内容においても我国無比の文庫となっています。
所蔵する図書は凡そ一万五千巻に達し、真福寺本、又は大須本と称せられ有名です。
所蔵本目録
一、国宝 古事記(こじき) 三帖
一、国宝 漢書食貨志(かんしょしょしょっかし) 一巻
一、国宝 琱玉集(ちょうぎょくしゅう) 二巻
一、国宝 翰林学士詩集(かんりんがくしししゅう) 一巻
一、重要文化財 将門記(まさかどき) 以下三十七点
一、その他所蔵古文書 一万五千点